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中古車を購入する際、

後悔しない中古車選びの大きな決め手は何かご存知ですか?

 

それは「評価点」

言ってみれば「車の通信簿」みたいなものです。

 

評価点の存在をご存知の人もいるかもしれませんね。

 

「中古車の評価点って1点とか2点とか、低い点数って本当にあるの?」

「オークションの評価点でアルファベットとかよくみるけど、あれって何?」

「軽度・重度の判定の境目って実際どのレベルなのよ??」

 

評価点ということを1つ考えるだけでも

あれこれ疑問が出てきますよね?

 

そこで、“知ってる人ほど騙される”

評価点の裏側を今回解説したいと思います。

 

もちろん知らない人も、

今後の中古車購入を考えた際に、

間違いなく知識として役に立つ内容です。

 

今回の内容を覚えておくだけでも、

車を取り扱う専門職の人たちと

同じくらいの目利き力がついてしまうかもしれません。

 

中古車の評価点の概要

 

まずは中古車の評価点の概要について、大まかに話します。

 

中古車はオークションに出品される際、

外装や内装、下回りの錆具合に走行距離。

 

また、エンジンやミッションの主要機関にトラブルが無いか?

などを査定員に事細かくチェックされます。

 

当然ですが、状態が良い方が高い評価点が付きやすく、

状態が悪ければ低い評価点になるのが基本です。

 

なので、高い評価点だと高値で売買され、

低い評価点だと安値で売買されるのはイメージして頂けると思います。

 

ですが、もしですよ。

 

もし評価点に関する常識が、

根底から覆されるような事実が隠されているとしたら、

あなたは、評価点のみで中古車を選ぼうと思いますか?

 

その裏事情は後半にお伝えしていくので、

次の章では、まず細かな評価基準について

説明していきましょう!


















中古車の評価点の基準について

 

中古車の査定は基準があり、それに沿った形で査定員は点数を付けます。

 

もちろん査定員の好き好みで

勝手に評価しているわけではないです。

 

キチンとしたルールが実在し

公平性を保つようにしています。



なので、そもそもとして

その基準を知らないと良いか悪いかも

わからないと思うので、

まずは、その評価点の基準をお伝えしていきますね。



距離の基準②内装の評価点③その他条件の順で記載します)

 

・S点の場合、①1万キロ未満②Aランク③初年度登録から12ヶ月以内

 

・6点の場合、①3万キロ未満②Aランク③初年度登録から36ヶ月以内

 

・5点の場合、①6万キロ未満②Aランク③なし

 

・4.5点の場合、①10万キロ未満②Bランク以上③なし

 

・4点の場合、①15万キロ未満②Cランク以上③なし

 

・3.5点の場合、①15万キロ未満②Dランク以上③なし

 

・3点の場合、①なし②Eランク③なし

 

・2点の場合、①②なし③粗悪車

 

・1点の場合、①②なし③冠水歴車など

 

・R点の場合、①②なし③修復歴車

 

・X点の場合、①②なし③レプリカ車など評価が困難なもの

 

ざっくりとですが、上記が基準となる一覧です。

 

例として、実際のオークションの出品票も見てみましょう。

 

表の右上に、評価点3.5の内装がBと記載されています。

表を照らし合わせると、板金修理が必要な箇所が複数箇所ある車両なのが見て取れます。

以下が実際の写真です。

 

ぱっと見だと、正直写真では全くわからないのが実情です。

 

とは言え、経験則ですが実例を出した車両に関してはほぼ査定は正確です。

このままオークションで落札したとしても、

写真から伝わるイメージと現物との剥離は少ないと思いますね。

 

なぜそのように思うか?理由は3つ。

 

①検査員報告が細かい事

②車両展開図の記載が細かい事

③整備に携わる事で年式や距離から、この車両の傷み具合がおおよそ予測出来ていている事

 

①と②は出品票に細かく状態が書かれていて、

なおかつ年式から想定すると評価は妥当と判断出来ます。

 

また、③は整備に携わっているからこその経験則ですが、

この車の経年劣化具合を予測すると、

概ね車両展開図通りなのも理解出来るからです。



ということで、

ここまでは評価点の基準をお伝えしました。

 

ここまで読み進めたかただと

もしかするとこんな疑問を感じる人もいるかもしれません。



「実際は全ての車両が本当のことを書いてるのか?」

 

うーん。

確かに気になりますよね?

 

そこで!

次の章では、評価点について。

また出品票の裏事情について、話していきます。

 

正直暴露ネタです(笑)



中古車の評価点や出品票の真実

 

前の章では実例を出しましたが、

全ての車の評価が政党に真実を書かれてるのか?

 

これについては、100%の断言は出来ません。

 

実物を見ていないと、誰でも認識に誤解があります。

人が判断する以上、どうしても人それぞれ、

綺麗や汚いの価値観が違いが出てしまうんですよね。

 

また、もし中古車を選ぶ際に参考にする評価点、

これがデタラメだったらどうでしょう?

 

そんな事あるわけないと思ってる人もいるかもしれませんね。

ですがハッキリ言います。



デタラメな記載はあります。

あるんですよね。。。

 

なぜそのような事態がまかり通るのか?

 

なぜなら、オークション運営も

しっかりと運営費を稼ぎ出さなければならないからです。



評価の厳しい査定員が多いと、

その分必然的にオークションで高値が付きにくくなってしまいます。

 

業者としては、出すからにはできるだけ高値で取引したい。

商売をする以上利益を求めること自体は誰でも考えます。

 

その中で、ビシバシとダメ出しばかり、

査定が厳しいと、業者側としたら嫌ですよね?

 

厳しくなると、オークション会場への出品台数が少なくなる。

すると、出品の手数料の収益が減ります。

 

だから甘めの査定をし、

オークション会場を利用する業者を増やそうとする。

 

運営する側も当然コストがかかってるわけで、

あれこれやりくりしようとするんですよね。

 

もちろんこれが露骨に横行しては不正になります。

なので全く違う査定の仕方はしません



こういった現状を踏まえると、

やっぱり評価点のみを全て鵜呑みにして

購入するのは危険だと思いませんか?



そこで、次の章では、

評価点に騙されないためにはどうすればいいのか?

 

お伝えしていきましょう!!



中古車の評価点に騙されないためにやるべきこと

 

先程までの章では、評価点についての概要

その評価点・査定の実情について話しました。

 

ここでは、評価点を鵜呑みにしてしまい

中古車選びに後悔しないための方法をお伝えしていきます



業者がオークションから仕入れて

お客さんに中古車を販売する。

 

この構図は今や当たり前です。



そこで、あなたが中古車の購入で失敗しないように、

行うべきアクションはたった1つです。

 

『オークションから仕入れる予定の車について

業者と打ち合わせをしっかり行う』

 

これに尽きます。

 

とは言え漠然とし過ぎてるので、

具体的なポイントお伝えします。



オークションから仕入れる時。

そのオークション会場で仕入れる予定の車を

下見するのかどうかを確認しましょう。

 

下見を行わない場合は、

ある意味でソーシャルゲームのガチャだと思って下さい。

 

仮に評価点4の車両だとしても、下見をしない以上ガチャ。

実際どうなるかわかりません。

 

万が一思っていた状態と違っていても

やっぱりそこは規約上、文句は言えないんですよね。



なので、下見はすごく重要。

 

また、下見を行えるほどの距離が無いオークション会場もあります。

この場合は下見代行を利用する事も可能です。

 

追加で2000円〜3000円ほど発生しますが、

下見代行を業者にお願いしましょう。



この場合は、仮に評価点4の場合でも

確定ガチャだと思って貰って問題ありません。

 

評価点4を引き合いに出したのは、あくまで一例です。

 

ただ、どの評価点であっても

下見を行う事で、失敗は高確率で回避出来ます。

 

自分が住むアパートを選ぶ時

住宅を購入する時。

下見も行わず購入しませんよね?

 

全く同じです。

あなたの選ぶ車も大切な資産です。

 

資産を守るのは自分自身です!

 

評価点はもちろん参考になる基準ですが、

評価点ばかりに気を取られず、

しっかりと打ち合わせをして下見をして貰いましょう!




中古車の評価点には注意!オークションで絶対にやるべき行動まとめ


では、最後に今回の内容のおさらいです。

 

評価点とは、オークション出品時、

車両の主要機関にトラブルが無いかなどをチェックし

査定員がつける評価のこと。

 

オークション会場運営者は、

手数料として運営費を稼ぐ必要がある。

 

そのため中立的な査定員と言えど、

状況によっては査定に偏りが生まれる場合がある。

全てを鵜呑みにするのは危険。



評価点に騙されない方法は1つ 

『オークションから仕入れる予定の車について業者と打ち合わせをしっかり行う』

これが全て。

 

業者と打ち合わせをし、しっかりと下見をするように!

 

場合によっては下見代行を依頼することも考えるべし。

(2000円〜3000円ほどかかることがあるが、

失敗したときの後々の代償を避けられると考えたら…)



中古車といえど、決して安くない買い物です。

目先の面倒から目を背けて後悔。

 

なんて事のないように、事前の準備をしっかりして

ワクワク充実したカーライフにしてくださいね!

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